2009年6月20日

オステオパシー・スティルテクニック・マニュアル

現在、第一版と第二版が出版されていますが、第二版では、内容がずいぶん変わっており、ページ数も倍近くに増えています。

ここでは第二版を中心に書きます。

 

「オステオパシー・スティルテクニック・マニュアル」という表題のとおりテクニックがメインに書かれていますが、個人的には前半の総論部分がとてもよくまとまっていて良いと思っています。

現在、考えられているオステオパシーの3種類のソマティックディスファンクションのモデルとその統合モデルの考え方。

フライアットの法則、オステオパシー独自の脊椎のSDの表記の説明についての記述。

組織と神経系が悪い状態を「記憶する」病態生理について、それに関連するソマティックディスファンクションの再発いについてなどなど、、、、

 

テクニックの記述では、治療時の活性化力(圧迫若しくは牽引)が少し変更され、より効果的な方法が説明されています。

第一版では解剖学的に軸圧(or牽引)をかけてアーテキレイションを行うように書かれていましたが、第二版では、臨床研究の結果、解剖学的に軸圧をかけるのではなく、制限のある組織に対して圧迫(or牽引)をかけるほうが、より効果的であることがわかり、その説明がされています。

 

第一版の内容が間違いで、第二版が正解と、どこかのホームページで読んだことがありますが、そんなことはないと思います。

そのとき、そのときの患者さんの状態と、術者の判断で、より効果的な技術を使えばいいだけのことです。

Dr.スティルもそのようなことを言ってますし、、、、ね。

少し、難しい技術もありますが、解剖学の知識、特に筋骨格系のことを理解していたら臨床の現場でも活躍すると思います。

オステオパシー・スティルテクニック・マニュアル 第2版
オステオパシー・スティルテクニック・マニュアル 第2版森田博也監訳


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

原書の表題は
「Applications of a Rediscovered Technique of Andrew Taylor Still」

で、現在、アマゾンでは購入できません。残念ながら、、、。
ですが、The American Osteopathic Association から購入できます 。